
『アデライン、100年目の恋』
アデラインがひたすらキレイ。
天国にいる神さまは、雲の上でどんな仕事をしているかというと
ベルトコンベアの前に立って流れ作業をこなしています。
来る日も来る日も流れてくる材料を、こねたりくっつけたりして
人間の容姿を作ってます。
あなたがいま粘土細工をイメージしたなら、だいたい当たっています。
単調な作業を一日中なので、基本手抜きです。
手抜きなので、大抵の人間はどこかに見た目上の欠点があります。
足が短いとか鼻が低いとか、
胸毛が渦を巻いてるとかそういうことです。
そういう人間はたぶん、ビールを飲みながら作ったんでしょう。
居眠りしながら作ることもあるようです。
ただ、
神さまも気まぐれに、
(たまには良い仕事をしてみるか)と
腕まくりして本気で作る人間がいます。
それがこのアデラインです。
という話です。
嘘です。