
国葬を見てきた。
見てきた、というのは献花をせずに武道館へ行ってきた
という意味だ。
国葬とはどんなものなのか、
実に興味深い。
これから先、また機会があるかもわからない。
なにより国葬当日は定休日でヒマだったのだ。
会場は九段下だが、直前の情報で
献花の列は四ッ谷まで延びている
ということだった。
しかも直線でなく、折り返し折り返しで
列が作られているという。
これはやべぇぞ。
僕は四ッ谷駅に向かった。

四ッ谷駅を降りると、すでに最後尾の見えない行列。
これはもはや献花できぬ。
何時間並ぶのか。
俺はそんなにヒマじゃない!(嘘)
予定を変更して
献花はせずに列の最後尾から先頭まで歩いてみることにした。
いや、すごいですね。
警戒レベルが。
武道館へ近づくにつれ、制服と私服の警察官が増えていく。
活動家と思われてやしないだろうか。
そんなこんなで武道館到着。
いや、すごいですね。
九段下の交差点は通行止めで
右と左、公安と報道と僕のような賑やかし。
ごった返してまして、意味もなく左右各陣営の
マイクパフォーマンス(?)を目の前で聴き
自撮りしたり、警察官に声をかけられてみようかなと
ソワソワしたりしてました。
「俺は今、祭りの中心地にいるぜ!」
そんな気持ちになりました。
お葬式というのは悲しいものだけど、
元首相の国葬となると現実感が薄れ
行ってきたよと人に言いたくなるイベントでした。
献花の列は5キロまで延びて並んだのは2万人。
Xjapanのhideは2キロで5万人。
そっちの祭りも見てみたかったなぁ。