健康診断を受けることになった。
来年の初め。
このテの検査は5年ぶりくらいか。
35ぐらいのときに人間ドックを受診してそれっきり。
若さへの執着や健康への期待というものは
なるべくないように日々生きているので
健康診断というものからは足が遠のきがちだ。
執着と期待を持ちすぎるほうが体に悪そうだ。
面白いことがあればいい。
前回の検診では、肺活量検査のブースで
力んで屁をこくおじさんがいた。
ブースには医師と患者が何名もいたが誰も笑っておらず
僕は必死で下唇に歯を立てて、吹き出すのをこらえた。
そのあと屁をこいたおじさんは、自分の尻をパンパンと叩き
空中で手刀を切って次の検査に向かったが、
僕は笑えてしかたなかったし、
今日は良いものを見れたと満足したのだった。
そういうことは今回あるのだろうか。
会場は衛生病院。
大きいところで色々な人が集まりそう。
屁をこいたり、痛くて泣いたり
急に怒りだす人を遠目に見て楽しみたい。